中部イタリア・トスカナ地方を回る旅をした。トスカーナと言うと、食通はキャンティワイン、若い女性はフィレンツェのグッチ、フェラガモなどのファッション・ブランドの本店所在地。教養人であればルネッサンス発祥の地などが浮ぶ。
今日は花より団子、教養より食い気と行こう。特にワイン屋の倅として生まれた私としては忘れられないのがトスカーナのブランドワイン「キャンティ・クラシコ」である。
普通のキャンティワインといえば幌をかぶった下膨れ姿のセクシーボトルが有名である。その赤ワインのボトルがすぐ浮ぶ人はかなりワイン通であろう。
このキャンティ・クラシコとの出会いは添乗員初期の頃フィレンツェのサバティーニ本店(六本木の支店はまだ在るか?)で出会ったのが最初であった。ブランド好きの日本人には人気の店だったが料理としては味が濃い上にヘビーで私にはいま一つの味と記憶する。しかしワインとだけはぴったり合った事を憶えている。ソムリエに薦められるままに選んだキャンティ・クラシコとの出会いであった。
キャンティクラシコにも色々なブランドが有る事を知ったのもこの時。トスカーナの限られた地域(畑)の指定銘柄という事を知ったのもこの時が始め。つまりクラシコの名は勝手に付けられないという事を知った。
クラシコと名が付くと、日本の高級レストランでは1万円を越してしまうようだが。
日本で探す時は温度管理のよいところ、つまり夏の暑さに耐える場所に置いてある店をお薦めしたい。
私自身はキャンティから少し南に下がった畑で「ブルネリ・モンタルチーノ」と言うイタリア大統領が公式晩餐会に使うと噂の有るブランドワインをもっぱら土産として担いできたのが常でしたが。
良いワインは良い女性との出会いと似ていると言ったら、かなりキザだろうか。格調高い女性というのは高いワインと一緒で出会いの時、冷や汗を掻く事が多い。高いので美味いだろうと思って飲むと意外とそうでも無かったり、反対に安い地酒が予想外においしかったりする事もある。ワインの面白さもそこにあるのだが。
カラフ入りの名も無い地酒ワインでも、なんとも味があって妙に忘れられなくなり何回もそのレストランに通ってしまう事もある。本当に女性とワインはよく似ている。
私など一番安い地酒が妙に忘れられなくなり、今の女房になってしまったのだが、管理が悪かったせいか(ろくな給料を与えなかった)、蓋を開けっぱなしにしてしまったのか(留守にしすぎた)、酢になりかけております。そろそろ他銘柄の新しいワインでも開けたい所ですが。
もしイタリアに行ったら、奥方のブランドショッピングに付き合うのも良いでしょうが、年代物【ビンテージ】のワインを1本探す事もお忘れなく。ついでにワイン用のつまみとして生ハムか生チーズでも買ってきて一緒に飲めば至福の境地。これぞイタリア旅行の楽しき思い出の一つになる事請け合いであろう。
勿論格調高いワインは飲む1時間くらい前にバカラ風のビンに開け、空気をたっぷりあて、香りを十分に出し、まろやかにして飲むなどの工夫が欲しい。
くれぐれもホストクラブの若者の様な一気飲みは辞めて欲しい。
『我が女房 色艶だけは ビンテージ』 お後がよろしいようで
今日は花より団子、教養より食い気と行こう。特にワイン屋の倅として生まれた私としては忘れられないのがトスカーナのブランドワイン「キャンティ・クラシコ」である。
普通のキャンティワインといえば幌をかぶった下膨れ姿のセクシーボトルが有名である。その赤ワインのボトルがすぐ浮ぶ人はかなりワイン通であろう。
このキャンティ・クラシコとの出会いは添乗員初期の頃フィレンツェのサバティーニ本店(六本木の支店はまだ在るか?)で出会ったのが最初であった。ブランド好きの日本人には人気の店だったが料理としては味が濃い上にヘビーで私にはいま一つの味と記憶する。しかしワインとだけはぴったり合った事を憶えている。ソムリエに薦められるままに選んだキャンティ・クラシコとの出会いであった。
キャンティクラシコにも色々なブランドが有る事を知ったのもこの時。トスカーナの限られた地域(畑)の指定銘柄という事を知ったのもこの時が始め。つまりクラシコの名は勝手に付けられないという事を知った。
クラシコと名が付くと、日本の高級レストランでは1万円を越してしまうようだが。
日本で探す時は温度管理のよいところ、つまり夏の暑さに耐える場所に置いてある店をお薦めしたい。
私自身はキャンティから少し南に下がった畑で「ブルネリ・モンタルチーノ」と言うイタリア大統領が公式晩餐会に使うと噂の有るブランドワインをもっぱら土産として担いできたのが常でしたが。
良いワインは良い女性との出会いと似ていると言ったら、かなりキザだろうか。格調高い女性というのは高いワインと一緒で出会いの時、冷や汗を掻く事が多い。高いので美味いだろうと思って飲むと意外とそうでも無かったり、反対に安い地酒が予想外においしかったりする事もある。ワインの面白さもそこにあるのだが。
カラフ入りの名も無い地酒ワインでも、なんとも味があって妙に忘れられなくなり何回もそのレストランに通ってしまう事もある。本当に女性とワインはよく似ている。
私など一番安い地酒が妙に忘れられなくなり、今の女房になってしまったのだが、管理が悪かったせいか(ろくな給料を与えなかった)、蓋を開けっぱなしにしてしまったのか(留守にしすぎた)、酢になりかけております。そろそろ他銘柄の新しいワインでも開けたい所ですが。
もしイタリアに行ったら、奥方のブランドショッピングに付き合うのも良いでしょうが、年代物【ビンテージ】のワインを1本探す事もお忘れなく。ついでにワイン用のつまみとして生ハムか生チーズでも買ってきて一緒に飲めば至福の境地。これぞイタリア旅行の楽しき思い出の一つになる事請け合いであろう。
勿論格調高いワインは飲む1時間くらい前にバカラ風のビンに開け、空気をたっぷりあて、香りを十分に出し、まろやかにして飲むなどの工夫が欲しい。
くれぐれもホストクラブの若者の様な一気飲みは辞めて欲しい。
『我が女房 色艶だけは ビンテージ』 お後がよろしいようで
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