2009年9月4日金曜日

ワイン考2

ワインはなんと女性に似ている事か。そう奥が深く神秘的である。管理保管が難しい所などそっくり。よって飲む時は女房殿の取り扱いと同じくらい気を使いたい。殿方の多くは釣った魚に餌をあげなくなってしまうのが通常であろうが、何かの弾みで女性と高級レストランに行った時など、高いワインでも張り込もうではないか。き
 ざにならない程度にワインのうん蓄でも述べて貴君の格を上げよう。そんな時の楽しい会話ツールの一つとして以下をお読み有れ。

ワインの造り方
ブドウの収穫
収穫前に太陽が当たる事が必要。太陽によるブドウ糖濃度の濃さで殆どのワインの良し悪しは決まる。  ワインのラベルの年数に注意せよと言うのはこれです。
 南の暑いローマでも緯度は函館と同じゆえ欧州のぶどう園は棚形式ではなく太陽が沢山当るような垣根式が一般的。そして熟れたら変な虫が付く前にブドウ(娘)は収穫すべし。

ブドウを搾る
搾る時、熟した房や粒まで選んで搾るので有名なワインはドイツのアウスレーデやシュペートレーデなど。これは知って置きたいドイツ語タームである。女性も良い女を選別するべし。やはり素材は重要である。

ブドウ液の発酵
赤はブドウの皮(粕がオリになる)と一緒に発酵。白は搾ると同時に皮は捨てブドウ液だけで発酵させる。これを一次発酵と言い、1~2ヶ月くらいでブドウ糖がアルコールに化学変化する。黒ブドウの絞った皮を一緒に発酵させ、その皮がオリになるがその皮を早めに取り出すとローゼになる。
ワイフは濃厚の赤ワインのように、娘は少々の皮(男)と一緒に発酵させてローゼあたりにし込むのが良いか。

2次発酵
熟成とも言うが1次発酵のブドウの絞り粕を捨て、別の樽に移して最低半年位は寝かせる。ビンテージ物などは最低でも2年くらい寝かせるワインも有る。
うちの娘もじっくりと寝かせて教養を身に付けさせたいのだが、太陽が良く当らなかったせいでヌーボ状態。
 ボージョレ(村の名)ヌーボ(新)とは1次発酵が終わってすぐ瓶詰めにするワインで、2次発行させない若いワイン。でも世の中やはり濃厚より青く若い方が良いなどと言う外道もいますわな。
 ヌーボワインはワインとしては外道の酒なのです。フランスでは300円~500円で飲む安い酒。やはりワイン(女性)は熟れていませんと。

貯蔵
熟成する場所。ワインは暑さに弱いので直射日光の当らない15度前後の穴倉が理想。少し湿気も欲しい。
そばに変な臭いの無い事。揺らさない事などなど。赤はこれらの条件下ならば置けば置くほどビンでも熟成が進む。
よって高級レストランで地下から持って来た時、ラベルにカビが生えたようなワインは最高です。
正に深窓の令嬢です。だからうちの娘もワイフも余り表に出さず床の間に飾ったまま熟成させるのです。
防腐剤
ワインは放っておくと酢になるので痛まない様に防腐剤を入れる。これが少なければ少ない程飲み易く、 二日酔いが少ない。まれに色々な男と付き合った女性にすばらしい人がいるが、余り多くはないだろう。余計な物が入っていない女性の方が安心だが傷みも早い。vワインも女性もデリケートなのです。
ワインの選択
この頃ワインはアルカリ性ゆえ痩せるだの、ポリフェノールが多く健康に良いだので飲む人が増えて来たが、甘いワインと食事はあまり合わない。食事には辛口をお薦め。女性も見た目で選ばず中身で選べという事か。

仏ワインの2大ブランド
ボルドー
1種類のブドー液ではなく何種類かのブドー液をブレンドして発酵させる。初心者には少し樽の臭いに
違和感があるが、慣れると癖になる。有名な所ではマルゴー、ロスチャイルドなど(仏語=ロッシイルド)。
ブルゴーニュ
通常ピノ・ノワール種などの1種類のブドー液で醸造する。
癖が無いので、飲み易く、初心者の赤にはこちらを勧める。英語風に発音するとバーガンディー。開口腱さんが好きだった幻の銘酒「ロマネコンティ」(酒屋で最低20万円位から)で有名。

上の知識でキザにならない程度にレストランで2時間は過ごせるでしょう。スペインやイタリア、ドイツまで語ると一晩掛かるのでこの辺で。
素適な人とのディナーなら、屋台のラーメン屋でも私は一向に構わないのだが、向こうが構うでしょうな。          
 『へいお待ちー ラーメン2丁に、ロマネコンティ一本  ン?』
 これじゃー2時間もたねーてか!

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