先日定額給付金12000円何がしを自民党政権から貰ったが、この時ふと2500年ほど前にアテネが活躍したペルシャ戦争を思いだした。
次の故事である。 2回目のペルシャ戦争を前にしてアテネ郊外で銀山が発見され、アテネ国は沸き立った。直接民主主義のアテネゆえ色々な意見が飛びかったのであるが、大勢は次の2つだった。1つは銀を皆で平等に分配すること。2つ目は来たるべきペルシャに備えてこの銀を戦費に当てるというもの。
ペルシャはマラトンの復讐戦(一回目のペルシャ戦)と称して今度は陸と海から大軍をそろえて向かってくるとの情報を得ていた。それでも市民は分配することに傾きかかっていたが、その時異議を唱えた将軍がいた。その男の名は「テミストクレス」
彼は言う 「皆で分けてもほんの僅かな臨時収入にしかならない。この銀で来たるべきペルシャの艦隊に備えてアテネも海軍を増強せねば。この銀を利用して艦隊を増やそうではないか」と。議論のすえアテネはテミストクレスの艦隊を作る方にかけた。 古代の戦争は負ければ市民は奴隷になるのが常であり,兵力から判断するとペルシャの大軍にはギリシャ側は負けて当然の兵力といわれていた。立ち向かわずペルシャに尾っぽを振るのが当時の常識であったのだ。それゆえこのアテネ市民の大英断は後世の為政者への警鐘として良く引き合いに出される。
結果はアテネ海軍が敵のペルシャの何倍もの艦隊をサラミスの狭い海峡に誘い込んで、見事にペルシャ艦隊を壊滅して2回目のペルシャ戦争をギリシャの大勝利に導いた。それに比べるとわが日本民族はどうなっているのかと憂えてしまう。あれだけの金(給付金)を出すなら、一例としてエコ発電の風力や太陽光、地熱、海の波、等々、化石燃料に頼らないクリーンエネルギーを作り出すインフラに使えば孫子の代まで潤い、経済の活性化には即効性があると思うが。私の様な凡人でもこの位の景気策は出せるというに。
お小遣いをあげるから選挙を宜しくだとぉ~。その小遣いたるや孫の代にまで借金との事。何たる政治家どもの不見識か。アテネの歴史を学べといいたくなる。政治家どもには歴史を学ぶことを義務付けたくなった。 わが民族には「テミストクレス」のような政治家は出てこないのかと一人情けなく思っています?
余談だが、この2回目のペルシャ戦争を舞台にしてハリウッドが「300人」とかいうスパルタ陸軍全滅の映画を作りましたが、この時は日頃対立していたギリシャ・ポリスの8割方が固まりペルシャに立ち向かったとの事。(いつの時代にも日和見や敵に尾っぽを降るやからはいるものです)
この時アテネは後ろの陸側から、つまり北側から攻めてくる何十倍のペルシャ陸軍には最初から勝てずと見てアテネ市内は捨てた。女子供は島に非難させ、男衆は奴隷までも(自由を約束され)船に乗り、海戦に備え、見事サラミス海峡で戦い勝利したとの事。 当然アテネ市内はペルシャ軍に破壊されたが戦後復興された。余談だがこの時に作り直されたのが今に残るパルテノン神殿です。
陸戦では300人の敗戦に危機感を抱いたスパルタが1つにまとまり、スパルタ陸軍を中心にギリシャ側は優位に立った。補給を船に頼っていたペルシャ側はその船をアテネに壊滅されてこの戦争は事実上終結した。 日露戦のバルチック艦隊の壊滅と同じ経路です。 戦後アテネの隆盛と求心力はライバルのスパルタのジェラシーを招き、2つの国を中心に全ギリシャが戦争となり、お互い自滅していき覇権をローマに取られるという歴史を我々は見る。
余談だが、ふとこんな諺を思い出した。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
「お小遣い あげても 選挙にぁ落ちちゃった」 これがホントの落ちかいな
次の故事である。 2回目のペルシャ戦争を前にしてアテネ郊外で銀山が発見され、アテネ国は沸き立った。直接民主主義のアテネゆえ色々な意見が飛びかったのであるが、大勢は次の2つだった。1つは銀を皆で平等に分配すること。2つ目は来たるべきペルシャに備えてこの銀を戦費に当てるというもの。
ペルシャはマラトンの復讐戦(一回目のペルシャ戦)と称して今度は陸と海から大軍をそろえて向かってくるとの情報を得ていた。それでも市民は分配することに傾きかかっていたが、その時異議を唱えた将軍がいた。その男の名は「テミストクレス」
彼は言う 「皆で分けてもほんの僅かな臨時収入にしかならない。この銀で来たるべきペルシャの艦隊に備えてアテネも海軍を増強せねば。この銀を利用して艦隊を増やそうではないか」と。議論のすえアテネはテミストクレスの艦隊を作る方にかけた。 古代の戦争は負ければ市民は奴隷になるのが常であり,兵力から判断するとペルシャの大軍にはギリシャ側は負けて当然の兵力といわれていた。立ち向かわずペルシャに尾っぽを振るのが当時の常識であったのだ。それゆえこのアテネ市民の大英断は後世の為政者への警鐘として良く引き合いに出される。
結果はアテネ海軍が敵のペルシャの何倍もの艦隊をサラミスの狭い海峡に誘い込んで、見事にペルシャ艦隊を壊滅して2回目のペルシャ戦争をギリシャの大勝利に導いた。それに比べるとわが日本民族はどうなっているのかと憂えてしまう。あれだけの金(給付金)を出すなら、一例としてエコ発電の風力や太陽光、地熱、海の波、等々、化石燃料に頼らないクリーンエネルギーを作り出すインフラに使えば孫子の代まで潤い、経済の活性化には即効性があると思うが。私の様な凡人でもこの位の景気策は出せるというに。
お小遣いをあげるから選挙を宜しくだとぉ~。その小遣いたるや孫の代にまで借金との事。何たる政治家どもの不見識か。アテネの歴史を学べといいたくなる。政治家どもには歴史を学ぶことを義務付けたくなった。 わが民族には「テミストクレス」のような政治家は出てこないのかと一人情けなく思っています?
余談だが、この2回目のペルシャ戦争を舞台にしてハリウッドが「300人」とかいうスパルタ陸軍全滅の映画を作りましたが、この時は日頃対立していたギリシャ・ポリスの8割方が固まりペルシャに立ち向かったとの事。(いつの時代にも日和見や敵に尾っぽを降るやからはいるものです)
この時アテネは後ろの陸側から、つまり北側から攻めてくる何十倍のペルシャ陸軍には最初から勝てずと見てアテネ市内は捨てた。女子供は島に非難させ、男衆は奴隷までも(自由を約束され)船に乗り、海戦に備え、見事サラミス海峡で戦い勝利したとの事。 当然アテネ市内はペルシャ軍に破壊されたが戦後復興された。余談だがこの時に作り直されたのが今に残るパルテノン神殿です。
陸戦では300人の敗戦に危機感を抱いたスパルタが1つにまとまり、スパルタ陸軍を中心にギリシャ側は優位に立った。補給を船に頼っていたペルシャ側はその船をアテネに壊滅されてこの戦争は事実上終結した。 日露戦のバルチック艦隊の壊滅と同じ経路です。 戦後アテネの隆盛と求心力はライバルのスパルタのジェラシーを招き、2つの国を中心に全ギリシャが戦争となり、お互い自滅していき覇権をローマに取られるという歴史を我々は見る。
余談だが、ふとこんな諺を思い出した。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
「お小遣い あげても 選挙にぁ落ちちゃった」 これがホントの落ちかいな