パンテオンは2千年前のローマ遺跡が一番しっかり残っていると言ったが、上記の2つの教会はルネッサンスからバロックにかけての絵画や彫刻の巨匠達の作品が無料で見られる教会と言いたい。ともにパンテオンからは5分以内で行けるのでお勧めしたい。
(写真左=フィリッピーノ・リッピの受胎告知 写真右=ミネルバ教会)
今回はミネルバ教会の紹介。
ミネルバとはギリシャ神話のアテネ女神の事だが、ローマへ来るとラテン語でミネルバという。名前の通り古代のミネルバ神殿を中世にそのまま教会に直してからその名前の由来となる。この教会は別名ブルーの教会という。それはラピスラズリーという宝石に近い貴重石を天井のフレスコ画にふんだんに使っているからである。入ってすぐ天井を見上げると、天井の青空が見事である。中世に裕福だった教会ならではのフレスコ天井壁画である。
今回はミネルバ教会の紹介。
ミネルバとはギリシャ神話のアテネ女神の事だが、ローマへ来るとラテン語でミネルバという。名前の通り古代のミネルバ神殿を中世にそのまま教会に直してからその名前の由来となる。この教会は別名ブルーの教会という。それはラピスラズリーという宝石に近い貴重石を天井のフレスコ画にふんだんに使っているからである。入ってすぐ天井を見上げると、天井の青空が見事である。中世に裕福だった教会ならではのフレスコ天井壁画である。
天井壁画が済んだらフラ・アンジェリコの描いた「聖母像」。祭壇正面右側のフィリッピーノ・リッピの描いた「受胎告知」などを見て欲しい。フラ・アンジェリコはルネッサンスの先駆けとしてミケランジェロやレオナルド達に影響を与えた有名な巨匠だし、フィリッピーノ・リッピはビーナスの誕生で有名なボッチェチェリの先生だったフィリィポ・リッピの子供である。特にフラ・アンジェリコやF・リッピの優しいタッチをとくとご覧あれ。疲れた心が一瞬でもなごみますよ。 (左写真=F/アンジェリコ 右写真=フィリッピーノ・リッピ)
(左写真=ミケランジェロの彫刻 右写真=聖カテリーナの墓)
時間があったらイタリアの守護聖人の一人聖カテリーナとフラ・アンジェリコの墓もあるのだが特別カトリックの信者でない限り、時間がない人は芸術作品に的を絞って観賞して欲しい。
ちょっと歩くとこんな凄い絵や彫刻などがそこらじゅうに出てくる所がローマの凄いところであり、楽しいところである。
ちょっと歩くとこんな凄い絵や彫刻などがそこらじゅうに出てくる所がローマの凄いところであり、楽しいところである。
今回近くの聖イグナチオ教会に行ったが閉まっていたので、この教会の中のカラバッジョの作品と聖フランシスコの右腕のミイラは次回に回そう。聖イグナチオといえば聖フランシスコ・ザビエルと並んでイエズス会の創始者の一人で、日本では聖フランシスコほど有名ではないが欧州ではザビエルより有名な人である。 ともかくスペイン階段より15分以内でいける所なので是非トライして欲しい。
スペイン階段あたりはブランド品の店のオンパレード。財布が気になる人は無理矢理彼女を芸術作品の方に引っ張って行ってみてはいかがか。
それでも「グッチやフェラガモを買いたい、ヴィトンもある」と彼女が言ったらどうする。
グッチはアッチ、フェラガモ・カルガモはコッチ・ついでに羽根ヴィトンよりも芸術だーと叫びな!!。
グッチはアッチ、フェラガモ・カルガモはコッチ・ついでに羽根ヴィトンよりも芸術だーと叫びな!!。