久しぶりの北欧4カ国の旅でした。豪華客船やフィヨルドなどの自然が北欧ハイライトですが、山国の田舎に育った私にはこれらのハイライトは今ひとつ感動が薄い。今回も好きな市場を紹介します。 今回の市場はヘルシンキの朝市とノルウェーのベルゲン魚市場をご紹介。
まずはヘルシンキの朝市。
昔は魚の屋台が多くありそれなりに活気とバラエティさがあったのだが、魚の屋台が減って、土産屋が増えたのに少しびっくり。それゆえ野菜・果物市場と土産屋・屋台レストランという感じ。最も魚は市場の横に隣接している屋内魚市場があるので用は足りるが、屋台の魚屋さん独特の威勢の良い掛け声がないのが少し寂しい。
この市場で前から日本人の感覚と大きく違うなと思っていたこと1つ。
写真に有るような「さやエンドウ(写真参照)」の大きい豆を生で食べるということ。つまり茹でたり煮たりでなく、中の豆を取り出しそれを生で食べると言うこと。これが今でも納得できない。今回も試食してみたが、どうしても青臭くダメでした。お客様も皆びっくりしていた所を見ると私の感覚が正常か?いつかヘルシンキへ行ったらこの市場で試食をしてください。
この市場はストックホルムなどへ行くシリヤラインやバイキングラインの豪華客船が出る港であり、市場の前には大統領官邸や、ロシア正教のウスペンスキー寺院があったり、大聖堂のある元老院広場から3分以内の観光スッポトゆえフィンランドでは必ず足を運んで下さい。
次はベルゲンの魚市場。
夕方に着いたので店が殆ど終わっていたが、夕食が外だったので皆を連れてこの魚市場を通り抜けたが、まだ何件か店が開いており、魚市場にある独特な雰囲気と活気とを味わえた。ただ生きた魚を飼っておく生簀(写真参照)は全て鍵が掛かっており、魚をさばくダイナミックさは味わえなかったが、ベルゲン名物「茹で甘エビ」やタラコを潰した「たらこチューブ(写真参照)」などを試食をさせてくれる店があり、お客様もそれなりに楽しんでいた。
ここの「茹で甘エビ」はどうしてこんなに美味しいいのだろうか?。その日に揚がった甘エビをここの海水で茹でるとのこと。前から思っていた私の説だが、その海水から来る塩加減と新鮮さがこの味を出すのではないかと密かに思っている。北欧の旅には必ずフィヨルドの旅が入っており、フィヨルドの街ベルゲンには必ず泊まるので、この魚市場も必ず足を運んで試食をして欲しい。
築地の市場も外人観光客が押し寄せる名所になっているとの事。皆~な市場は好きなのだ。
今の築地で仲買人が言う言葉
「おいおい外人さんよ、マグロに勝手に触るんじゃねーよ」
初期の頃の日本人海外旅行者がパリなどの魚市場で言った言葉
「おいおいマグロの脂身捨てるんじゃーねーよ。そりゃトロと言って一番高級だぜ」。
最も日本レストランがトロを高く買い占めてからこの言葉はあっというまになくなったが。